1学年合同LHR~1945年8月11日を考える~

公開日 2023年11月16日(Thu)

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11月13日に,1学年合同LHRとして「1945年8月11日を考える」が行われました。映像や放送を通して,1945年8月11日の加治木空襲の実情を知り,この事実を歴史的な視点でとらえ,自分の意見を持つことができることを目的としています。戦後78年を経た今,事実を風化させたくないという先輩方の思いを受け継ぎ,命や平和を大切に守る生き方を考える時間となりました。

【趣旨】

1945年(昭和20年)8月11日,加治木町はアメリカ軍による大規模な爆撃を被った。加治木町は火の海となり,アメリカ軍機が加治木上空を去る頃には1200mに達する煙で覆われていた。本校の前身である旧制加治木中学校も爆弾投下と機銃掃射によって猛火に包まれ,当日登校していた生徒たちの多くの尊い命が奪われた。戦争終結の4日前の出来事である。本校食堂の右手にある「殉難学徒の碑」には,毎年8月11日に多くの関係者が集い,追悼する姿がある。語り継がれてきた「母校のあの日」の事実を知ることを通じて,若くして突然に命を奪われた先輩の無念さや,肉親として友人としてかけがえのない存在を失った人々の悲しみを思い,戦争というものの理不尽さ,愚かさ,平和の尊さについて考え,未来をいかに構築していくか,熟考する契機としたい。